だんだんと物言えぬ世の中になりつつある気がする・・・

色々書きたいことはあるけど、最近は無力感に襲われることが多くなってきた。
それは、このブログ云々ではなく、安倍劇場の軽薄さと薄気味悪さ。
野党連合の無能さや、今が良ければそれでいいじゃないか的なアホな国民。

畑の真ん中で考えていると、メスのキジが近づてきてじっと私を見つめている。
キジのつぶらな瞳を見ていると、どうでも良くなって笑いがこみ上げてきた。

何をやっても無駄なのか。いや、それでも自分の考えを出していかないとね・・・。

という訳で、久々の更新です。昨日のサミットから・・・。


昨日のサミットでも、安倍晋三のプレゼンはあまりにトンチンカンだったが
ドヤ顔で歩く晋三坊ちゃまはご満悦のご様子。
他の出席者から見れば財政出動の必要性などないし、日本は財政出動なんて
やっている場合じゃないと思ったのでは・・。

この晋三坊ちゃま、最近オツムの弱さを露呈しまくってます。
今月16日の衆院予算委員会民進党の山尾議員への答弁では、

「山尾委員はですね、議会の運営ということについて少し勉強していただいたほうがいいと思う訳なんですよ。議会についてはですね、私は立法府立法府の長であります」

って叫んじゃったよね。

三権分立って、勉強しなかったみたい。

議会運営うんぬんの前に、晋ちゃんは小学校の社会科からやり直した方が良いよね。
お山の大将じゃないんだから「俺が法律」はダメだよ。

しかも、初めてじゃないもんね。2007年5月にも同じ間違いをして、旧民主党の議員から指摘されていたのに
そのあとお勉強しないで、飲みに行っちゃったのかな?

誰か教えて教えてあげればいいのに、高級官僚の皆さんは狡猾な方が多いので、アホで使いやすい晋三坊ちゃまを
骨の髄までしゃぶりつくす気なのでしょう。

アベノミクス、完全終焉しているのに教えてあげないし。自民党議員の皆さんは諸突猛進型で立ち止まることが
苦手な方々ばかりなので、高級官僚の皆さんが止めてあげないと崖から落っこちゃうかもしれませんよ。
あ、でも高級官僚の皆さんは組織重視だから、国の将来なんてどうでもいいのか。

そういえば、「憲法おしゃべりカフェ」なんてもんが話題になったね。

バカな女どもに物知りおじさんが「教えてあげる」内容。
自民党女性議員の一押しらしいけど、なにこれ?
東日本大震災と緊急事態条項を結び付けた酷い内容はお粗末でしょ。
しかも、内容が色々間違っているし、全部法律や条例の範疇であって
憲法へ書き込むべき内容ではないよ。

自民党が18歳からの選挙を見据えて作った冊子も酷いよね。

18歳選挙パンフレット「国に届け」 | 自由民主党

これに関しては、法華狼さんのブログを紹介させて頂きます。

http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20160521/1463830829

この2つを見ても、自民党が女性と若年層を「無知」で導かないといけない
存在と見下しているのがよく分かった。


今回の最後は本の紹介

脱原発の哲学 [ 佐藤嘉幸 ]
価格:4212円(税込、送料無料)


このブログを始めた頃、私はよく「専門バカ」という言葉を使った。理系の科学者ほど、自分の研究がどのような結果を
招くことになるのかを熟考した上で研究を進めるべきなのだか、昨今、大学の理系学部へ防衛省がらみの研究費が流れ始めて
いる事からも分かるように、やはり「専門バカ」は多く存在する。
原発もしかり。特に原子力の専門家は「専門バカ」にならないように常に哲学的視点を持ち続けなければならない。

本書は、過去の公害問題で理系科学者の犯してきた過ちを問い直し、彼らの頭脳が政治的・経済的にどのように利用されてきた
のか、そして今もなお利用され続けていることを明らかにしている。
その歴史は、表面上民主主義を標榜しているが、本当はどうなのか。その歴史の中に消された者は誰なのか。
犠牲の上に成り立つ日本経済とは何なのか。本書を読みながら、戦後日本の歴史の裏表を考えさせられた。

「専門バカ」にならないためにも、最先端の科学技術を研究する研究者にこそ読んでほしい1冊。