得票率

今回の選挙の投票率が発表された。

投票率は53.68%で、戦後2番目の低さ。ちなみに1番目は前回の国政選挙。

小選挙区制の弊害である死票は今回もすごかった。

投票数に占める自民党の得票率は約48%。議席数は3/4を占める。

棄権したアホ有権者の分も入れた、絶対得票率は約25%でしかない。

1票の較差1.9倍も含め、この選挙もまともな選挙だとは思えない。

小選挙区制の弊害は、できた当初から指摘されていたがいまだに改善されない。

ほぼ組織票の与党圧勝、その組織に厚遇がもたらされても文句は言えない。

それどころか、選挙後の安倍の会見で、謙虚や真摯なんて言葉を言っていたが、

最後には野党の意見を聞かずとも、いざとなれば数で押し切ると言っていた。

どこが謙虚?どこが真摯? これは、強行採決を明言したのと同じじゃないの?

この先、平和的デモですら検挙される世の中が来るかもしれない。

少なくとも70数年前の日本はそうだった。

麻生太郎が「ナチスの手法を見習え」と言っていたが、日本人の平和ボケを利用した安倍内閣

の勝利だろう。

日銀やGPIFを使って日本株を買い支え、アベノミクスの失策を隠してきたが

いつまでも日銀が介入し続けることはできない。日本株15日間連続高値更新?

安倍晋三とお友達がトップの日銀は、すでに10兆円近くつぎ込んでいる。

その株をどうやって市場に戻すのか。実体経済が伴っているとは思えない政策は

近いうちに痛い目を見る気がする。

ともあれ、安倍政権は今後4年間は好き勝手し放題が確定した。

国家の犠牲にならないために、何が必要なのかを今一度考えて備えておこう。