年初めから

元旦の東京新聞のトップ記事


             東京新聞 2015年1月1日

昨年4月、武器輸出三原則が安倍政権により取っ払われ、武器輸出が可能になった。早速、日本の軍事関連企業が死の商人へとなりつつあるが、今日のトップ記事を見て、さらに怒りが湧いてきた。

武器購入国に資金援助
って、武器輸出版ODAだろ。

これは絶対に許せない行為だ。アフリカをはじめ発展途上国の抱える問題に油を注ぎ、火をつけるようなもんだ。増税して、税金の使い道がこれかよ。

防衛省害務外務省、安倍政権下でやりたい放題。目に余る暴挙。

戦争をけしかけて武器を買わせて金儲け。どこまでも金に汚いな。

まさにエコノミックアニマル。金のためなら、死の商人に成り下がるのか。

70年前の自戒はどこへ行ったのか。

二度と悲惨な戦禍に合わないように、世界に誇れる日本国憲法を制定したはずだ。

ケニアタンザニア同時多発テロで、ナイロビ、ダルエスサラームアメリカ大使館が爆弾で粉々になった。当時、私の教え子が働いていたが、彼は休暇中で助かったが、多くの犠牲者が出た。私も、爆破直後のナイロビに仕事で滞在し調査に入った。(そういえば、先日もアメリカがソマリア空爆をした。日本ではほとんど報じられていないが、アメリカは色々なところで戦争をしているので、集団的自衛権は危険)

夜中に機関銃の音が鳴り続け、正直2泊3日で精神的におかしくなりそうだった。

戦争になればこんなもんじゃない。ちょうどこのころ、ケニア隣国のエチオピアエリトリアが紙幣のいざこざを発端に戦争に突入した。
死者は正確には把握できないが、10万人以上とも言われているが、日本ではほとんど知られていない。

戦争なんて単純ないざこざで起こってしまうのを私は目の当たりにしてきた。

最近の戦争は無人機が主流だとか、軍人はさほどいらないとか、現場を見た事ない人間が言うのを聞くと虚しくなる。

目の前で大切な人が殺されたら、生まれるのは憎しみだけ。
その憎しみをコントロールできる人間なんて、ほとんどいない。

だから、武器を持たず、言葉の交渉で妥協点を探すことがもっとも重要なんだ。

戦後70年で、平和ボケしちゃった国民には危機意識持てという方が無駄なのか。


2015年、とんでもない年明けになった。