事故から3年 原発事故と子ども達

東京電力 福島第一原子力発電所の爆発事故から3年。昨夜はメディアでも特番が組まれていた。

その中で、子ども達の甲状腺異常を取り上げたのはテレビ朝日報道ステーションだけ。

すでに33人が甲状腺がんを発症している事を特集で組んだメディアは、私の知る限り今回が初めてだ。

番組では、33人とされていたが、甲状腺がんの疑いまで含めれば現在74人の子ども達が苦しんでいる。

中でも私が一番腹立たしいのは、福島県甲状腺検査は、甲状腺がんの診断は一括して県立医大が行い、他の検査機関は検査のみ行われている事だ。

県立医大の鈴木眞一教授は、検査方法が異なると結果が異なることがあり、混乱するからと番組内で回答していたが、この答えは最も信用してはいけない医者のパターンだ。

自分達の検査が最高水準で見逃しも無く完璧だと思いあがっている典型的なバカ医者。
セカンドオピニオン・サードオピニオンを受け入れない医者は、患者の事を一番に考えるのではなく、利権と名声・保身を大事にする醜い医者が殆どだ。

東京新聞の3月10日付けこちら特報部に以下の事が紹介されていた。


東京新聞 2014年3月10日

福島県医大は、原発事故の影響を否定しているにもかかわらず、「日本一のがん講座」を小学生向けに開催する。

原発事故の影響はないなら、こんな講座を小学生向けに開催する必要などないだろう。なっじゃこれ?
癌の早期発見の必要性を伝える?なんで小学生に向けての講座なの?

現状を見て、異常だと思わない医者は少ないはずだがそれを認めようとしないのは、県立医大の医師たちが「正常化の偏見」に陥っているからなのか?


県立医大福島県が、今回の原発事故とは無関係とする根拠はチェルノブイリ原発事故だ。

だが、チェルノブイリでも事故後4年目からの甲状腺がん増加に対し、広島・長崎の原爆では、8年後から症状が出ているので早すぎる。だから原発事故の影響ではなく、スクリーニング検査の結果今まで見つからなかったような甲状腺の異常まで見つかるようになったとされていた。

今の福島と同じだ。
前例がそうだから今回も違うなんて、医師としても研究者としても、外道だ。

先入観に囚われては、真実を見逃すだけだ。

東電原発事故から3年が過ぎ、やっと4年目。

県立医大が主張するように、原発事故4年目以降に激増するのであれば、今年が4年目だ。A1/A2判定された子ども達も再検査を行わなければならないが、本当にやるのか?


福島県と県立医大が企むのは、人口流出抑止と経済復興としか思えない。
そんなくだらん事のために、子ども達の未来を奪うような事だけは今すぐ辞めめないと。

あと数年もすれば、栃木県北部や群馬・茨城・千葉・東京あたりでも甲状腺がんの子どもが見つかる可能性がある。

その時は政府が秘密指定して、情報を出さないようにするんだろうな。