あまりにも稚拙な安倍内閣

いよいよきな臭くなってきたと思いませんか?・・・安倍内閣

安倍本人の靖国参拝に始まり、不戦の誓い削除、NHK会長をはじめ、

安倍のお友達経営委員の百田・長谷川両氏の爆弾発言。

そしてNHK経営者委員会への政治介入によるNHKの骨抜き・・。

ちなみに現経営者員会全員、論文や講演で集団的自衛権行使の必要性

を叫んでいる。

集団的自衛権解釈改憲閣議決定問題。

新たな武器輸出管理三原則による武器輸出問題。

教育再生実行会議を発足させた、教育への政治介入。

内閣による中央集権的な愛国心教育

衛藤首相補佐官アメリカに失望した発言。

昨年成立した特定秘密保護法・・。


一方都内では、名作『はだしのゲン』を学校から撤去しろという

請願が相次ぎ、これまた名作の『アンネの日記』が1月から都内

の31の図書館で、少なくとも265冊の「アンネの日記」関連の本

が破られているのが見つかったという。

私は戦争の惨さと悲しさを、はだしのゲンから学んだと言っても

過言ではない。はだしのゲンは、中沢啓治による、自身の原爆の被爆

験を元にした自伝的漫画、そう実体験だ。

戦争というもの知らない私達戦後世代は、この実体験を疑似体験するこ

とでしか、その惨さと悲しみを知ることが出来ない。

同様に、アンネの日記ナチスによる人権蹂躙と迫害を克明に書き記した

史書に近い日記だ。1997年8月、私は東アフリカ・タンザニアから

の帰路に、オランダに立ち寄ってアンネの隠れていた家を実際に見てきた。

ドイツ国内が洪水だったため、アウシュビッツ強制収容所跡見学は叶わな

かったが、アンネの日記を読み実際に隠れていた部屋に行っただけでも

その苦しみに押しつぶされそうになった。

NHK経営者委員の百田尚樹作品の「永遠の0」が大ヒットしているが

人間ドラマとして見る分にはまだしも、戦争映画として若年層が見た場合

戦争を美化してしまう可能性が大いにある。

お国のために戦って何が悪い!と言われそうだが、戦争から生まれるのは

憎しみと悲しみ、そして環境破壊だけ。その憎しみの連鎖を断ち切るため

に外交努力と手腕が問われるのだが、安倍政権は稚拙にも子どものケンカ

状態。戦争とは人間の殺し合いだ。安倍晋三はそのことを分かっていない。


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この本は、私がタンザニア入りする前年に起きたルワンダ虐殺が克明に

書き記された物で、人間がいとも簡単に洗脳され殺し合いを始めてしまう

様が良く分かる。



日本の義務教育の教科書は、文科省の検閲のため国や政府にとって都合の

悪い事項は削除されるか、大幅に歴史を捻じ曲げられる事が散見される。

自虐的歴史感を是正するなどの目的で安倍内閣が教育に手を突っ込んでき

たが、本当に自虐的歴史感なのか問い直すべきだろう。



この本は、日清戦争の新たな史実を元に、北大と韓国の研究者が書き記した本であり信憑性が極めて高い。この史実は、日本の教科書では東学農民の乱として反乱と教えられる事が多い。


戦争問題や公害問題、原発事故問題など、国や政府の加害性が問われると

誤魔化すために何でもしようとするこの国の権力者たち。

真正面から向き合えない、あまりのお子ちゃまぶりに世界からそっぽを

向かれる日もそう遠くないないかもしれない。