旧態依然は文科省じゃないのか?
産経新聞の電子版に、おかしな記事が掲載されていた。
記事自体がおかしいのではなく、文科省の改革プランが
間抜けすぎて、哀れに見えてくる。
今の大学教育の問題点は、大学にだけ問題があるのではなく
小学校の教育からすでに問題点だらけで、小・中・高と
文科省の紋切型教育を受けてきた結果だろう。
新聞記事を一読すると・・・、
(1)各大学の強みや特色を年内にまとめて公表し、その強みを伸ばすような取り組みに交付金を傾斜配分する。
(2)国立大学時代と変わらない大学教員の給与システムを見直し、能力や成果を反映した年俸制の導入を促進する。
(3)教授会の影響力が強い大学運営のあり方を改め、学長がよりリーダーシップを発揮できるようにする−などの目標を掲げている。
という事らしい。
しかし、今の国立大学法人の先生方は、雑務が多過ぎて自分の研究に
費やせる時間が極端に減ってきているのが現状ではないのか?
私の恩師も、法人化されて以降、雑務が多くなりゲンナリしていたし
事務方の作業と思われるものや、高校への出張講義など、なにそれ?
と思える作業が多い。
そして、法人化されてやってきたのが、文科省からの天下り理事。
仕事できないくせに、ゴチャゴチャうるさいらしい。
私の恩師の一人が、法人化の目的は文部官僚の天下り先にするためだ
ろうと苦笑していた。
知の集合体と言ってはばからない大学で、教授会の力を弱めて
学長に権限を集めるのは、愚の骨頂じゃないのか?
旧態依然としているのは、大学側ではなく、子どもの教育を考えている
ふりをして、省益を守る事ばかりにご執心な文科省こそが、旧態依然と
した組織であり、教育者とはほど遠いアマちゃんじゃないの?
SPEEDIを隠して無用な被曝をさせ、年間許容量1㎜Svを、20mmSvにまで
勝手に引き上げて安全だと?
何があっても絶対に責任を取らない、肝っ玉のチッサイ中央官僚が
何言ってんだ!
久しぶりに書いてしまおう!
恥を知れ文科省!
文科省が国立大改革プラン 世界ランクアップへ教員年俸制導入も
産経新聞 11月26日(火)12時44分配信
文部科学省は26日、国立大学法人の改革プランを発表し、各大学の強みや特色を生かすよう、運営費交付金を傾斜配分して自主改革を促す方針を明らかにした。大学教員の給与システムの改革にも踏み込み、年俸制の導入を促進する。一連の改革により、今後10年間で世界の大学ランキングトップ100に、日本の大学から10校以上ランク入りすることを目指している。
文科省では、国立大学が法人化された平成16年度以降、6年ごとに中期目標を定めて改革を進めてきた。今回発表された改革プランは、平成28年度からスタートする第3期中期目標のことで、「各大学の機能強化」を打ち出した。
具体的には、(1)各大学の強みや特色を年内にまとめて公表し、その強みを伸ばすような取り組みに交付金を傾斜配分する(2)国立大学時代と変わらない大学教員の給与システムを見直し、能力や成果を反映した年俸制の導入を促進する(3)教授会の影響力が強い大学運営のあり方を改め、学長がよりリーダーシップを発揮できるようにする−などの目標を掲げている。
下村博文文科相は26日の閣議後会見で「旧態依然の大学運営では厳しい国際社会で生き残るのは難しい。改革を進めることは必然的な時代の流れで、文科省が支援をするのは未来への投資として必要」と話した。
文科省によると、国立大学の法人化以降、産学連携の共同研究が倍増するなど一定の成果がみられるものの、国際評価はまだまだ低いのが現状だ。イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」が今年10月に発表した世界大学ランキングでトップ100入りした日本の大学は、東京大(23位)と京都大(52位)の2校だけだった。文科省では「各大学の自主的な改革により、国際評価を一層高めたい」としている。