文部科学省の教科書検定

文部科学省による相変わらずの教科書検定結果が、昨日発表された。

文部科学省は26日、2014年度から使われる高校教科書の検定結果を公表した。東京電力福島第1原発事故を取り上げたのは、地理歴史や公民(政治・経済)、外国語などの教科書132点のうち25・8%の34点。準備期間が少なかった前年度検定の218点中16点(7・3%)に比べ大幅に増えた。「脱原発すべき」と書いた教科書には検定意見が付き、記述を大幅に修正した。

 検定意見を受けて記述を修正したのは、実教出版の公民(政治・経済)。

 原発事故で「『安全神話』は完全にやぶれた」とし、使用済み核燃料などの処理技術が確立していないことにも言及。「新規の立地をとめ、災害危険地域と老朽化した設備の運転は停止し、脱原発すべきである」と書いた。

 この記述に対し文科省は「誤解する恐れがある」と意見を付けた。文科省教科書課は「一つの考えを断定的に述べている」と説明している。

 実教出版は「脱原発をすべきだとする国民の声がひろく聞かれるようになった」と修正。編集担当者は「事実を淡々と記述するだけでなく、課題を指摘するのは教科書に求められた観点。執筆者の主張がストレートに残せなかったのは非常に残念だ」と話した。

 一方、中国と台湾が領有権を主張する尖閣諸島と、韓国が領有権を主張する竹島について、地理の全2冊と政治・経済の7冊中6冊が「日本の領土」と明記した。

 今回の検定は、主に高校2年生向けの教科書が対象で、農業など専門科目を含む181点の申請があり、3点を除き、合格した。東京(中日)新聞 3月27日

>この記述に対し文科省は「誤解する恐れがある」と意見を付けた。文科省教科書課は「一つの考えを断定的に述べている」と説明している。

原発事故当時、国民を欺き「安全・安全」を連呼し、原子力ムラの一方的な基準を国民に伝え続けたのは、ほかならぬ文科省。にもかかわらず、教科書検定では「一つの考えを断定的に述べている」だと?

言っている事とやっている事が全然違う。
気が付かないのか文科省

世界では、放射線量に対する閾値あり説は過去の学説であり、日本の原子力ムラだけが唱える間違った説だ。

そもそも、教科書検定とは国家による検閲と同じ。なぜいまだに行われているのか?
それは、文科省が自らの省益を失いたくないからか?

言う事聞かないと、検定通さないよ!って言えば、天下りでも
何でもできちゃうよね。


今日の空間線量測定値

3月27日 午9時半 栃木市

エステー社製 AC-S 0.07μSv/h

Medcom社製 CRM100 0.155μSv/h

*小雨 北風微風 高さ20cm