特に原発事故とは関係がないとは

先日発表された福島県民健康管理調査で、3名が甲状腺がんである事が判明し他7名も精密検査中とあった。
委員会として、もともとあった癌を早期発見しただけ。原発事故とは
無関係だとしたが、普通に考えてもおかしいだろう。

通常、小児甲状腺がんは100万人に1人程度の確率とされているが
今回は1万人に1人だ。今後残りの7名の中に甲状腺がんが見つかれば
その値はさらに低くなる。

百歩譲って、今回の事故とは無関係だったとしても、この確率の高さは
異常であり、なぜ甲状腺がんの発生率が高いのか早急な調査をするべき
ではないのか?

通常運転の原発からも放射性物質が漏れていた可能性も出てくるな。

もうそろそろ、関東一円の子ども達にも検査の輪を広げて、より広域で
検査を実施し、東電原発事故の影響を明らかにしないと・・。

被曝させられた子ども達は、山下や鈴木の調査対象動物じゃない。

金と利権が絡むと、人は本当に醜い生き物になるな。


東京電力福島第一原発事故を受けた県の県民健康管理調査で、福島医大原発事故時に18歳以下だった子どもを対象とした甲状腺検査について、2次検査の結果、新たに2人が甲状腺がんと確定したと公表した。昨年9月に判明した1人と合わせ3人となった。13日、福島市で開かれた県民健康管理調査検討委員会で報告した。
 ほかに7人に甲状腺がんの疑いがあるとして、福島医大は検査を続けている。10人の内訳は男性3人、女性7人。平均年齢15歳で、しこりの大きさは平均で15ミリ。福島医大の鈴木真一教授は「甲状腺がんは最短で4〜5年で増加したというのがチェルノブイリの知見。(事故後1年半から2年の)今の調査では、もともとあったがんを発見している」とし、福島第一原発事故による影響を否定した。ただ、「断定はできない。きっちり見ていく」とも述べた。
 検討委の山下俊一座長は「人数だけ見ると心配するかもしれない。しかし、20〜30代でいずれ見つかる可能性があった人が、前倒しで見つかった」との見方を示した。
 がんは平成23年度実施分の2次検査で見つかった。2次検査対象186人のうち、詳細な細胞検査の結果、10人にがんの疑いがあるとされた。3人が手術で摘出した組織から、がんと確定した。3人の術後経過は良好という。
 23年度は双葉郡伊達市南相馬市田村市、川俣町、飯舘村の13市町村の約3万8000人を対象に1次検査を実施した。
 福島医大は全対象者について外部被ばく線量、住所、年齢などを非公表としている。福島民報 2月14日


今日の空間線量測定値

2月15日 午前11時 栃木市

エステー社製 AC-S 0.09μSv/h以下

Medcom社製 CRM100 0.172μSv/h

*曇り 北西微風 高さ20cm