ここ最近の出来事
先月の2月18日、水俣病受難者の方々と福島県の飯館村に行った。
福島大学の先生や卒業生の方にお世話になり、福島市や飯館村の現状を見て回ることができた。
翌19日には、娘の通う小学校で水俣病の特別授業を行って頂き
教科書には載っていない、水俣で何が起こって現在どのような
状況なのか、小学生にも分かるように丁寧に解説して頂いた。
一昨年の8月に、南相馬市内を中心に放射線量を測定するボランティア
で行って以来の福島県だったが、やはり放射性物質の影響は今も残って
おり、すでに報道されなくなった福島は忘れ去られようとしている。
関東の報道番組では、すでに福島の事をほとんど流していないが、飯館
村は、全村避難が決まった日から時が止まっている。
復興を目指して、飯館村役場は活動していたが、役場前の線量計
(モニタリングポスト)は、私達が持って行った線量計の半分弱の値
しか示さない。
南相馬市と同じ。線量計の周りは徹底的に除染し線量を低く見せている。
3月11日の事故から全村避難決定までの1か月、飯館村で何があったのか
一部ネットなどでは話題になっていたが、実際に飯館村からの避難者の
方から話を伺って、その内容の酷さに情報を隠蔽し、飯館村の人々を
急性被曝させた国や福島県、原子力ムラ住人への怒りがこみ上げてきた。
浮ついたバブリーな話で、景気対策のみが先行しているけど
福島の被災者支援や栃木・群馬・柏市や東葛地区の放射能汚染
も何も解決せず、その他諸々も棚上げした状態のまま。
それで内閣支持率が7割って、この国はやはり醜いエコノミック
アニマルなのか?
今日の空間線量測定値
3月5日 午前11時半 栃木市
エステー社製 AC-S 0.08μSv/h
Medcom社製 CRM100 0.120μSv/h
*晴れ 弱い南風 高さ20cm
2月27日 午前11時 栃木市
エステー社製 AC-S 0.07μSv/h
Medcom社製 CRM100 0.155μSv/h
*曇り 北西微風 高さ20cm
2月28日 午後1時 栃木市
エステー社製 AC-S 0.09μSv/h
Medcom社製 CRM100 0.162μSv/h
*晴れ 南西微風 高さ20cm