放射能汚染ゴミ 焼却処分計画


東京新聞 2013年2月5日

放射能汚染ゴミの焼却処分計画で、環境省福島県鮫川村に建設中の
燃焼炉に関する記事が東京新聞に掲載されていた。
この燃焼炉は1時間当たりの処理能力が199㎏。これは、環境アセスメントを必要とせず、産廃処理法と大気汚染防止法の適応を受けない。
まるで、悪徳産廃業者のような所業を環境省がやってどうする。

こんな小型炉をあちこちに作って、こっそりと放射能汚染ゴミを全国で
燃やすつもりか?所沢ダイオキシン問題で環境省は何を学んだ?
それともあの時の経験を活かしての所業なのか?
国民の生命を守らず、国と組織と私企業の利益を守るための環境省などいらない。

何やら安倍政権になってから、原発再稼働に熱が入ってきたが、東電第一原発の収束も核廃棄物問題の解決も活断層の問題も曖昧なままで再稼働などあり得る訳がないと思っていたが、原子力ムラの住人はそんなことシカトして、自らの利権のためだけに原発の再稼働を目論んでいる。

最近話題にならなくなったが、4号機の使用済み核燃料プールは今も危険な状態が続いている。あのトンチンカンな民主党政権ですら、最悪のシナリオとして、4号機の使用済み核燃料プールメルトダウンで、原発から半径250km(盛岡から横浜まで)が居住不可地域になると予測していた。

運良く食い止められたが、危険な状態はそのままだ。
次にまた大地震に見舞われたら、持ちこたえられないだろう。

また、日本で放射性廃棄物の地底保存処理は現実的ではない。
今回の地震で、東北地方の地形が変わってしまい地盤沈下を起こした
地域が少なくない。
地下300mだから安心?何を寝ぼけているんだNUMOの専門家。

今回の地震では、海側に大きく引っ張られ沿岸は大きく地盤沈下を起した。地下の状況は全く分かっていないが、最終処分場が地下にあったら
ただでは済むまい。
こんな危なっかしい国で、まだ原子力発電に頼ろうとする科学者はまさにマッドサイエンティストだろう。欲に目がくらんだ学者ほど信用できない。

今日の空間線量測定値

2月10日 午前10時 栃木市

エステー社製 AC-S 0.08μSv/h以下

Medcom社製 CRM100 0.173μSv/h

*晴れ 北西微風 高さ20cm