大晦日

今日は大晦日福島第一原子力発電所内では、今も高い放射線量の中、命がけで作業をしてくれている人々がいる。彼らに支払われるべき正当な対価は途中で中抜きされ、コンビニのバイトとあまり変わらない金額になっている。

政治の世界では軍靴の音が聞こえ始めるような勢いで、安倍晋三政権が鼻息を荒くしている。

茂木経産大臣が新型原発の建設に前向きな発言をしたことから、自然エネルギーへのシフトは完全に頓挫した形だ。

TPP参加もほぼ間違いがないだろう。工業製品の輸出ばかりに気を取られていると、遺伝子組み換え作物が日本中に広がり、国民皆保険制度もじわじわ崩壊していくことになる。
今回の選挙で、自民党に投票した多くの人々は「経済の好転」を期待しているようだが、国土強靱化とかいう間抜けな公共事業に10年で200兆円つぎ込むことでは、土建バブルが起こるだけでその後は前回のバブル崩壊を遙かに超える負の遺産を後生に残すことになる。

原発事故は無かったことにして、原子力政策へ邁進し公共事業に頼った経済政策。まさに「THE自民党

死票が大量に出た今回の選挙。一票の格差もそのままに、もうデタラメのオンパレード選挙だった。

そして、自民党が政権を取った事で私が一番危惧しているのが、自民党憲法草案だ。

http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/116666.html

憲法96条の規定を三分の二から二分の一へ改悪されれば、自民党憲法が現実味を増す。

この憲法がどんなに危険な憲法なのか、是非一読しておいて頂きたい。

憲法の理念が180度転換され、国家が国民を縛る憲法になっている。

「公共の福祉のために」という文言が全て「公益及び公の秩序」へ変更され、国家のために国民があり、国民は国家のために尽くさねばならぬと解釈することができる。

憲法9条では、戦闘行為が可能と変えられている事から、自民党憲法では戦争が可能となる。


この草案は、ごく限られた自民党議員で作られているので、文言も稚拙で壮大さが感じられない。

憲法前文を読んだだけでも、その違いに驚かされる。

バカも休み休みやれよ自民党。この3年半、頭を冷やしたのかと思ったら、バカに拍車が掛かった。

こんな自民党憲法はとっとと燃やしてしまえ!

という訳で、来年も私の憂いは続きそうです・・。

この1年、ブログを読んで下さった皆様、コメントを下さった皆様、ありがとうございました。

来年もつっぴーの愚痴、もといつっぴーの憂いをよろしくお願い致します。

それでは、良いお年をお迎え下さい。