原発比率意見聴取会

国が将来の原発比率について、国民の意見を聞く聴取会なるものが全国数箇所で開かれているらしい。開催場所になんで被曝地である栃木・群馬・茨城がないのか・・・。恣意的な選定の臭いがぷんぷんするが、16日に行われた名古屋の聴取会はさすがに酷かった。

そもそも、何で3つのシナリオが官僚によってお膳立てされているのか理解できない。
そしてもっとも愚かなのが、発表者がそれぞれ3名ということ。

聴取会は2030年の原発比率を0%、15%、20〜25%とする三つの選択肢から抽選で選ばれた3人ずつが意見を述べる形式。運営事務局を務める広告代理店の博報堂によると、名古屋では出席可能な応募者が0%は106人、15%は18人、20〜25%は37人だった。職業や個人名が分からないように番号などで管理して無作為抽選したところ、20〜25%の賛同者として、この課長が選ばれた。ヤフーニュース 7月17日 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120716-00000052-mai-bus_all

比率からして発言者の数がおかしい。

少数意見も大事にしないとねということか?

脱原発を訴える多くの国民の声を無視しておいて、こんなことしていると、大変なことになっちゃうよ。
原子力ムラの利益より、国民の声を聴かなきゃね。

本題に戻って・・・、
原発推進派の意見として発表した、中部電力勤務の岡本道明氏。個人的と言いながらも、どう聞いても会社の代弁だったが、聞いていて本当に悲しくなった。


何も分かっていない。電力会社の人間も政治家も官僚も原発事故から今も何も学んでいない。

官僚や原子力ムラに多くいるであろう東大出身のエリートは、マニュアル通りにはきっちり動くけど、臨機応変に自分の頭で考え行動する力に欠けているみたい。

廃棄物処理が出来ず、その処分方法すら分からず、取り合えず、六ヶ所村に保管しているだけの原発をこのまま動かせると思っているのか?
こんな、素朴な疑問にも答えられない原子力ムラの住人の言うことなんぞ、信用できない。



今日の空間線量測定結果

7月17日 午前10時 栃木市

エステー製 AC-S 0.06μSv/h(2回平均値)

Medcom社製 CRM100 0.126μSv/h

*晴れ 多方向から微風 高さ30cm

農作業しながらの測定になったので、収穫箱
の上で測定するようになりました。