熊本水俣病事件から学ぶ事 

3月29日から4月2日まで、子連れで熊本へ・・。
昨年11月、埼玉の浦和コミュニティーセンターで行われたミニシンポジウム「水俣から埼玉へ、そして福島へ」で、ほっとはうす(http://hottohausu.blog18.fc2.com/)の方々と初めて出会った事は、11月4日のブログにも書きました。

この出会いがきっかけで、今回水俣に子ども2人連れて行ってきました。

学生時代を含めて、水俣病事件の事を本や資料を通して勉強した気になっていたけど、水俣を訪れそれがどんなに上っ面だけのものであったのかを思い知らされた旅でした。
4日間という短い日数で胎児性・小児性水俣病患者さんをはじめ多くの方々からお話を聴き、国や行政、加害企業が今回の原発事故とどのような共通点や相違点を持つのか深く考えるきっかけを頂きました。
自分の中でまだ整理できていないのでブログには書けないけど、そのうちまとめます・・・。

ところで・・・。

熊本の印象は・・・、◎です。
正直、住みたくなりました。
何とも耳触りが良い熊本弁をはじめ、おっとりしながらも真面目な人が多く、農家の私にとっては良い所です。


今日の原発関連について・・・。

4月1日、食品に含まれる放射線量の規制値が大幅に引き下げられましたが、群馬県の赤城大沼のワカサギや千葉県のタケノコ、宮城県のシイタケなどが新規制値に引っかかり、出荷停止になった。

おかしな話だ。先月末までは500Bq/kgでも大丈夫だったのに・・・。
元々、500Bq/kgという値自体が酷すぎで本来なら不検出のみを流通させ、検出された物は全て東電が買い取るのが筋だろう。

東電の一般社員は20%・管理職25%の給与カット?それでも、一般社員の平均年収はは570万円だと聞いた。電気料金値上げは権利だと社長が言い切る企業だけに、事の重大性が未だに見えていないらしい。

今後100年スパンで放射性物質と取り組まなければならない。その間、低線量被曝の影響で健康を害する人が数多く出始めるだろう。その補償や治療費はこれから発生する。廃炉費用を含めれば、すでに破綻している企業の従業員の給与が未だに600万円近いとは・・。
ホトホト呆れる。


このまま行けば、5月5日には国内の全原発が停止する。それまでに政府民主党は、関電の大飯原発を再稼動させたいらしい。

関西電力大飯原発福井県おおい町)3、4号機の再稼働について、内閣府原子力安全委員会経済産業省原子力安全・保安院が妥当と判断した安全評価(ストレステスト)一次評価を了承したが、関電作成の資料に従来、保安院が認めていない数値が示されていることが分かった。制御棒の挿入時間で、安全性には重要な要素だ。地元の反対派などは「耐震偽装に等しい」と批判している。4月4日 東京新聞

この期に及んで、電力会社はまだこんな事をするのか?

一方で国は、近隣自治体の「同意」ではなく「理解」を得られるように努力を続けると、とんでもないことを言っている。気が付けば「理解」という文言にすり替わっている!

え?近隣自治体の「同意」じゃなかったの?
「理解」では、野田ドジョウがGoサインを出せば再稼動できる事になる。

もう、やる事がせこ過ぎて笑う気も失せた。


3月29日 熊本城二の丸芝広場 午後3時 ←桜が満開。最高でした。

エステー製 AC 0.06μSv/h(2回測定平均値)

*晴れ・西風微風・高さ1m

同日 熊本城内 アスファルト上 午後3時半

エステー製 AC 0.05μSv/h以下:測定限界値以下(2回測定平均値)

*晴れ・西風微風・高さ1m


3月30日 水俣市水俣埋立地 午後4時

エステー製 AC 0.05μSv/h(2回測定平均値)

*晴れ・西風強風・高さ1m


4月2日 熊本市総合運動公園 午前10時

エステー製 AC 0.05μSv/h以下:測定限界値以下(2回測定平均値)

*晴れ・多方向微風・高さ1m


4月3日 栃木市 午前11時

SE社製 M4 0.190μv/h(6分間平均値)

エステー製 AC 0.12μSv/h(2回測定平均値)

Medcom社 CRM100 0.20μSv/h

*曇り・北西強風・高さ1m


4月4日 栃木市 午後6時

SE社製 M4 0.150μv/h(6分間平均値)

エステー製 AC 0.06μSv/h(2回測定平均値)

Medcom社 CRM100 0.129μSv/h

*晴れ・北風微風・高さ1m