ここ数日の原発関連の動きを見ると

ここ数日の原発関連の動きを見ていると、原発再稼動は
到底許されない事だと強く感じる。

テレビでは殆ど放送されなかったが、ストロンチウム高濃度汚染水が海に漏れ出した。120トンも漏れて、海に流出したのはたったの80Lと推定?どうやって推定したのか全く分からない。

全国の原発の排気筒、未だにフィルターが付いていない?電源車のソケット形状も未だに統一されていない。
日本の電力事業者は今回の事故を他人事だと思っている証拠だろう。
大飯原発付近の3つの活断層が連動する可能性が指摘されても、関西電力は問題ないとしているが、原発地震に耐える事が出来ても、外部電源が遮断されれば、福島第一原発と同じ轍を踏む事になる。大飯原発の映像を見ると、真後ろのコンクリートで補強された崖が気になるのは私だけか?原発より高い崖が地震で崩れない補償はどこにも無いと思うが・・・。

最後に、最近何かと話題のガレキ受入れ問題。

http://www.pref.tokushima.jp/governor/opinion/form/652

徳島県の事例が面白いので紹介します。

私も基本的にガレキ受入れは反対です。
それは、がれき広域処理を推進しようとしている政府にも、監督する環境省にも、放射能に関する知見が無いと
環境省が公言しているからだけではなく、復興が進まないのはガレキ処理が進まないからという、政府の逃げ口上が怪しすぎるから。

岩手県陸前高田市の戸羽市長が、陸前高田市にガレキ専用処理プラントの建設を打診し、門前払いされたケースはネットでも話題になったが、それ以外にも被災地域の首長さんがガレキを再利用したくても、止められているケースが散見される。

東京電力は26日、福島第1原発で高濃度汚染水を処理した後に淡水化する装置と貯水槽の間をつなぐ配管から汚染水が漏れ、一部が海に流出したと発表した。

 東電は、配管から漏れた量は約120トンで、そのうち海に流出したのは約80リットルと推定。放射性ストロンチウムを含んでいるとみられ、汚染水の濃度は1立方センチ当たり約14万ベクレルという。

 作業員が26日午前8時半ごろ、配管の継ぎ目部分からの漏えいを発見、この部分が破損していた。

 経済産業省原子力安全・保安院は東電に原因究明と再発防止対策を講じるよう指示した。3月27日 西日本新聞

27日、東京電力柏崎刈羽原子力発電所6号機が定期検査に入り、東電の原発すべてが運転を停止した。

原発で重大事故が起き、格納容器の圧力を下げる排気(ベント)を迫られた際、放射性物質の排出を最小限にとどめるためのフィルターが、国内のどの原発でも設置されていないことが、電力事業者への取材で分かった。事故時には作業員らの前線基地となる免震施設の放射線対策が進んでいないことも判明。東京電力福島第一原発事故の教訓が十分生かされていない。 

 福島事故では、炉心が過熱し、格納容器の圧力が設計値の二倍前後まで上昇。容器が大破する最悪の事態が起きないようベントに踏み切った。排気筒にフィルターが付いていなかったため、大量の放射性物質をまき散らす結果を招いた。

 現地対策本部が置かれた免震重要棟では、窓に放射線を遮る備えがなく、対策室を除いては放射性物質を浄化する設備もなかった。会議室や廊下に寝泊まりした作業員は、放射性物質を吸い込む内部被ばくの危険にもさらされた。

 また、自衛隊の電源車から電気の供給を受けようとしたが、ケーブルを接続するソケットの形状が異なり、使用されなかった。

 本紙はこうした問題点について、原発保有する電力事業者に対策の進展度を取材。その結果、四社がベントフィルターの設置を決めたものの、事故から一年が過ぎたのに、実際に設置したのは一社もなかった。

 前線基地の放射線対策では、対策室には浄化装置がほぼ完備されているものの、棟全体にまで対応しているのは東電だけだった。

 電源ソケットなどの統一化は、「十分に電源車を確保した」などを理由に、消極的な事業者が多かった。3月27日 東京新聞

経済産業省原子力安全・保安院は28日、関西電力大飯原発近くの三つの断層が約63キロ連動して地震が起きる場合を考慮しても耐震安全性に余裕があるとした関電の評価を妥当と判断した。その数値をもとにした耐震性を評価するよう指示した。揺れの上方修正で、地元の再稼働判断に影響する恐れがある。

 従来は若狭湾にある二つの断層約35キロの連動しか想定していなかった。しかし、最近の専門家会議で、南東の熊川断層との3連動(総延長約63キロ)も考慮するように求める指摘が相次いでいた。

 これまで関電は「3連動の可能性は極めて低い」と主張。二つの断層の連動を考慮した揺れや津波で、再稼働に必要な安全評価(ストレステスト)1次評価を実施。3連動については「念のため」と試算的に評価したところ、揺れは従来の700ガル(ガルは加速度の単位)から760ガルになった。しかし、炉心損傷の可能性が出てくる揺れ(1260ガル)までには余裕があり「仮に連動しても問題ない」と結論付けた。保安院内閣府原子力安全委員会は連動問題は検討中として、1次評価での議論は加味してこなかった。

 保安院はこの日、関電が示した3連動による揺れの大きさ(760ガル)の評価は妥当と判断。さらに、この揺れによる原発施設の耐震安全性の評価を関電に求めた。その上で「耐震性に余裕があるので、当面は1次評価を見直す必要はない」としている。【岡田英】3月28日 毎日新聞


昨日の放射線測定記録


3月26日 栃木市 午前11時

エステー製 AC 0.06μSv/h(2回測定平均値)

Medcom社 CRM100 0.110μSv/h

*晴れ・北西やや強風・高さ1m


3月23日 栃木市 午前9時

SE社製 M4 0.151μv/h(6分間平均値)

エステー製 AC 0.09μSv/h(2回測定平均値)

Medcom社 CRM100 0.163μSv/h

*薄曇り・北西風微風・高さ1m