反対意見の投稿要請
食品に含まれる放射性セシウムの新規制値案について、厚生労働省ではパブリックコメントを募集していた。
この意見公募に対して、文部科学省放射線審議会前会長の中村尚司東北大学名誉教授が、関係学会会員に対し「新規制値は厳しすぎて、福島県の農漁業に甚大な影響を与える」として公募期間中に反対意見の投稿を呼びかけるとも受け取れるメールを出していた。
メールでは新規制値案をめぐる同審議会の議論について「安全性の評価、社会的影響に関する検討がなされていないと紛糾している」とし「本案が施行されると福島県産の農産物、海産物が売れなくなる」「(福島)県民の感情を無視したもの」と指摘。意見提出の要領などを記載した、総務省が運営するインターネットサイトの宛先を添付した上で「是非対応して頂くようお願いいたします」としていた。2月18日 東京新聞
原子力ムラの権力者が保身のために動き出したのか・・・。
まともに海洋調査も行わず、何を言っているのか?
福島県民の感情を無視したもの?
ふざけるな。
福島の農民も漁民も、農地や綺麗な海を放射性物質で汚された怒りでいっぱいなんだよ。
この人は本気でこんな事を言っているのか疑いたくなるが、もし本気であるなら、他者の気持ちを推し量る感情が足りないようだ。
東電は海への汚染水排出量を大幅に少なく算定し、国際的に非難された事を忘れたのか?
自分の力で危険な食べ物を判断し避ける事が出来ない子ども達に、ストロンチウムもセシウムも入っているけどちょっとだから今は大丈夫だよ。大人になる前に、この中の何人かは癌で死んじゃうかも知れないけどって言っているのと同じ事だよ。
このメールの本心は、原子力ムラの存続と保身以外の何ものでも無い。
最近、原発関連の記事に慣れてしまっっていたが、この記事を読んで、久々に憤死しそうになった。
今日の測定値
2月18日 栃木市 午前9時
SE社製 M4 0.177μSv/h(3分間平均値)
*晴れ・北西微風・高さ1m(積雪10cm)
昨日の測定値
2月17日 栃木市 午前11時
SE社製 M4 0.181μv/h(3分間平均値)
*曇り・弱い北西風・高さ1m
14日以降、高止まり傾向。