太平洋における放射能濃度分布のシミュレーション

文部科学省独立行政法人日本原子力研究開発機構が、太平洋における放射能濃度分布のシミュレーションを発表した。

http://www.jaea.go.jp/jishin/kaisetsu04/kaisetsu04.pdf

結論から言えば「大丈夫だ」という事だが、このシミュレーションに従えば、日本人が年間を通じて海産物を摂取した場合の内部被ばく量は年間1.8マイクロシーベルトで、1960年代より低いから大丈夫というお得意の結論。

一方で、文部科学省水産庁が共同で海域モニタリングを7月いっぱいまで行っている最中のはず。

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/06/03/1304320_0506.pdf

実際にサンプリングを行っている調査の結果を待たずに、「大丈夫です」宣言はこの調査との整合性が取れないだろう。

文部科学省は内部で、何でもいいから原発推進派とちゃんと調べましょう派がいるのか?

海産物に関しては、三重大学の勝川俊雄准教授のHPを参考いにさせて頂いているが、やはり問題は多そうだ。

http://katukawa.com/

自分の子ども達を内部被曝から守るため、国を信用せず親である私の判断で海産物を食べさせよう・・・。