元駐タイ大使・岡崎久彦 低レベル放射能それほど危険か

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110622/dst11062203240004-n1.htm

長いので引用しては載せないが、産経ニュースは比較的早くURLが無くなってしまうので、早めに読むことをお勧めする。

今朝の産経新聞の「正論」にあった、元駐タイ大使・岡崎久彦氏の話は、酷すぎて絶句した。

ホルミシス効果のため、放射線は人のために役に立ち、丁度よい塩梅なのは年間20ミリシーベルトであり、60〜100ミリシーベルト/年が人間にとって最高の値だとする、米国ミズーリ大のラッキー博士の論文を紹介している。

ここで問題なのは、大手新聞社が意図的に「安全PR」のような記事を掲載していることである。しかも、最後の部分で岡崎氏は、私は専門家ではないので論文を紹介しただけだと、逃げ道を作っている。

通常、このような場合は相対する論文も紹介した上で、自らの考えを主張すべきであり、このようなプロパガンダ的な記事を新聞が掲載すべきではない。

この記事を鵜呑みにして、100ミリシーベルトまでは、健康増進作用ありなどと思う読者も出てくるだろう。

この記事を掲載した産経新聞は、是非、首都機能を福島県に移すキャンペーンをはり、産経新聞本社も廃炉になる福島原発跡地に建設して欲しい。
ホルミシス効果による活性化で、さぞ素晴らしい記事を書くことが出来るに違いない。