この国の国会議員は・・・

本日夕方、内閣不信任案が提出された。以下、YOMIURIONLINEが報じた、内閣不信任案原文。

菅内閣は、国難の時にあって明確な指針を示せないまま迷走を続け、復興と再生に大きな障害となっている。

 東日本大震災をめぐる対応は、初動の遅れを招いた判断、曖昧で場当たり的な指揮命令など、取り返しのつかない状況を生み出してきた。

 被災者や関係者への配慮を欠く発言、マニフェストにこだわりバラマキ政策を財源に充てようとしない姿勢、対策本部の乱立、唐突な連立政権呼び掛けなど、未熟で軽率な言動に寄せられる厳しい非難は、菅首相が政権を担当する資格と能力に著しく欠けている実態を明確に示している。

 未曽有の災害を前に、(我々は)菅内閣の継続を黙認してきたが、もはや容認はできない。菅首相は一刻も早く退陣すべきである。 6月1日 YOMIURIONLINE

今日も原発から放射性物質の放出が続く中、永田町は蜂の巣を突付いたような政局争いをしている。与党民主党は、否決に向け工作中だろう。

原発事故以来、この国の政治家や官僚の対応に憂いを覚えこのブログで思いを綴ってきたが、憂いから怒り、怒りから今日、嘆きへと変わった。

原発事故後、何人の政治家や官僚が現地入りしたのか。
現場を見もせずに、遠く離れた東京から「安心・安全」を繰り返し、地元の意向そっちのけで始まった、復興会議。

原発は未だ綱渡り状態が続いている。福島県の子供たちは自らの意思で判断する事無く、被曝せざるを得ない状況におかれている。

党利党略・私利私欲に駆られた醜い国家議員達。官僚に手のひらで遊ばれてしまうのも納得できる。
狡猾なキャリア官僚に、こんな哀れな国会議員が勝てるはずもない。