神奈川県の茶葉からセシウム

神奈川県は11日、南足柄市産の「足柄茶」の生葉から、暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されたと発表し、今年産の出荷自粛と自主回収を呼び掛けた。

 放射性セシウムが検出されたのは、9日に南足柄市内(露地)で採取されたチャ(生葉)で1キログラムあたり550ベクレルと570ベクレルを検出。これは食品衛生法上の暫定規制値(1キログラムあたり500ベクレル)を上回った。県は南足柄市と農協に出荷の自粛を要請した。放射性ヨウ素は不検出だった。カナロコ(神奈川新聞)5月11日17時15分配信

東電福島原発から遠く離れた、神奈川県南足柄市産の茶葉からセシウムが検出された。3月末から4月初旬にかけて、神奈川県内では要素131が原乳や水道水・水産物やほうれん草などから検出されていたが、2ヶ月が過ぎセシウムが検出されるようになった。
日本のSPEEDIが公表されていない時期に、ドイツ気象庁放射能拡散予測では、神奈川県や東京都に比較的高濃度と思われる放射能雲が飛来する事を予測していたが、その通りになった。

放射性物質の生態濃縮に関しては、埼玉大学名誉教授の市川定夫氏を研究から明らかにしている。
下は市川氏の講義のURL。大気中の放射線量が落ち着き始めると市民の関心も薄れがちだが、チェルノブイリ原発事故では、事故後1ヵ月半過ぎから牧草などの植物内で急激に生体濃縮が始まった事を説明している。

http://www.youtube.com/watch?v=-CeLnWq8rjs

http://www.youtube.com/watch?v=iBc0fDgScnI

http://www.youtube.com/watch?v=FSQMLt-E6T4

http://www.youtube.com/watch?v=KxeS4i02sv4

原発も未だに放射性物質を出し続けているので、継続して注意しておかないといけない。テレビで福島市内や郡山市内の映像が流れると、小さな子供や小学生がマスクもしないで外で遊んでいる。
放射能は人間の五感で感知することは出来ないので、気を抜かずに対処しないといけない。
日本人は熱し易く冷め易いと言われるが、放射能の危険性には、継続して注意が必要である。