水俣病認定 最高裁判決

昨日、水俣病認定訴訟で最高裁判決が出た。当然の判決を勝ち取るために闘い続けたみなさんの苦しみを行政はしっかりと受け止め「国益」という薄気味悪い大義名分が、どれほどの苦しみを与えてきたのかを考えてほしい。

下の写真は、私が水俣病歴史考証館にて撮影した物だが、石原慎太郎都知事環境大臣だった頃に、水俣病と闘う人々に言い放った言葉だ。

行政側の特殊疾病対策室の小林秀幸室長は絶対に謝罪しないようだが、石原慎太郎の息子である、石原伸晃が今の環境大臣だ。

因果関係はあるものだ。石原伸晃、親父の無礼も含めしっかり謝罪してほしい。


http://news.ktstv.net/e39982.html

これまで、水俣病と認定されていなかった熊本県の女性について、最高裁は、「水俣病」と認定しました。

 最高裁が、独自に水俣病と認定するのは、今回が初めてで、患者団体は、「司法による救済の道がひらけた」と、16日の判決を、歓迎しています。

 この裁判は、すでに死亡した水俣市の溝口チエさんを、水俣病と認定するよう、遺族が求めていたものです。

 溝口さんは、感覚障害がありましたが、複数の症状の組み合わせを条件とする、国の基準を満たさないとして、これまで水俣病と認定されていませんでした。

 最高裁は、16日、「感覚障害だけの患者がいないという、科学的実証はない。他の症状との組み合わせがなくても、認定の余地はある」として、溝口さんを水俣病と認めました。

 また、裁判での水俣病認定について、「裁判所が、それぞれのケースの事情を総合的に判断して、認定するかどうか決めるべき」との、判断を示しました。

 最高裁の判決について、水俣病不知火患者会は、「行政の不当性が明らかになった」と、歓迎しています。

 水俣病の認定を求めて、鹿児島県では、これまでに延べ4256人が申請しましたが、水俣病と認定されたのは、約1割の491人に留まっています。

 16日、最高裁が、司法による救済の枠組みを示したことで、今後新たに裁判を起こして、認定を求める動きが出てくることも予想されます。
鹿児島TV 4月16日 http://news.ktstv.net/e39982.html
 

 最高裁判決を受け原告団は16日夜、環境省で同省との交渉を行い「昭和52年判断条件」の見直しなどを申し入れた。原告の溝口秋生さんへの謝罪を求める原告団に対し、特殊疾病対策室の小林秀幸室長ら出席職員5人は謝罪せず、交渉は2時間にわたり紛糾した。

 補聴器をつけた溝口さんが「判決をどう思いますか」と問いかけ、小林室長が「長年のご労苦はお察し申し上げたい」と述べると、車いすに乗った患者ら会議室を埋めた約100人の原告団から「お察しって何だよ」「どれだけ患者が苦しんでいるのか知っているのか」と怒号が飛んだ。

 押し問答が続く中、室長補佐の男性職員が「健康被害を与えたことは環境省としておわびする。上告したことは謝らない」との文案のメモを用意していたことが判明。それでも小林室長は「お察しする」を繰り返し、さらに紛糾した。

 最終的には来月1日、熊本県水俣市で開かれる慰霊式で石原伸晃環境相が溝口さん宅を訪れ、直接謝罪するよう求めて交渉は終わった。
msn産経ニュース 4月17日


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