ペレットストーブの燃焼灰からわかること

最近の寒さで、我が家でもストーブを使おうと思い、ちょっと調べてみた。我が家のストーブは、ペレットストーブ
薪ストーブのような大変さもなく、5年前に購入し今までは群馬県産のペレットを購入していた。

ペレットは、間伐材や製材端なを利用し圧縮した木質燃料で、取り扱いも
とても楽。年間で1トン程度使っていた。

しかし、原発事故で東日本の山が汚染され燃焼灰から高濃度の放射性物質が見つかっている。

幸いにもうちは、震災の数日前に備蓄したペレットが600㎏あったので
昨年は石油ストーブと併用して、乗り切った。

でも、その残りも200㎏程度、今年は安全なペレットを見つけないと石油ストーブのみになってしまう。

そこでちょっと調べてみたら、林野庁が少しだけ調査していた。


出典:林野庁HP

ホワイトペレットは、木の皮を剥いで幹のみを使用した物。
全木ペレットは、木の皮も一緒に全て使用した物。
バークは、木の皮のみで作られた物。

宮城県のペレットは使用してはならないレベルだと分かる。
宮城県知事は放射線の影響はないと、県内を調査していないが
この数字を見る限り、かなりの影響を受けている可能性がある。

福島県のペレットが若干低いのは、おそらく立ち入り禁止区域の
木は使われておらず、会津などの木であればこの程度だと推測できる。

燃料時点での放射線量を100倍から200倍すると、燃焼灰の値くらい
になるのは、重量が燃焼によってその程度になるためで相関が良く分かる。


群馬県産は全木なので、多めに検出されるが4000ベクレル越えでは、我が家では当然使用不可。赤松で、高質・安価だったのにもう使えない。非常に残念!

ここで、放射性物質の飛散状態を見てみた。
http://radiation.yahoo.co.jp/airborne/

宮城・福島・群馬県産のペレット燃料はうちではもう使用できないが、汚染地帯と生産地が重なることが多い。

宮城県群馬県風評被害を声高に叫んでいるが、やはりかなり汚染されている。
東京のペレットも燃料時点で8ベクレルなので、燃やせば800〜1600ベクレル/㎏になる事は推測できる。

結果として私は東日本産を諦め、京都から取り寄せることにした。
しかし、京都産でも燃焼灰からセシウムが66ベクレル/㎏が検出されている。燃料の時点では不検出になる程度などで、我が家ではこれを使用する予定。

今うちにある燃料は汚染されていないので、うちの燃焼灰を測定すれば
事故前の、過去の核実験でどの程度の汚染だったかも分かりそう。



今日の空間線量測定値

11月14日 午前9時 栃木市

エステー社製 AC-S 0.10μSv/h

Medcom社製 CRM100 0.216μSv/h

SE社製 M4 0.191μSv/h

*晴れ 弱い東風 高さ20cm

前回の雨のあと、ちょっと高い日が続いているのが
気になる。