放射線等に関する副読本

先々週、娘が学校から「放射線等に関する副読本」をもらってきた。

↓小学校教員用
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1314125.htm

↓もっと詳しく知りたい人はここからどうぞ。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1313004.htm

読んでみてびっくり。今回の原発事故のことに関してほとんど触れてないし、放射線は身近にあるので気にしないようにと言わんばかりの内容には驚いた。

なぜ原発は作られたのか、本当に必要なのか、現世代が享受したエネルギーの見返りに、核廃棄物を何万年も管理しなくてはならない事実、また低線量被曝や内部被爆の隠されてきた危険性は一切説明されず、キューリー婦人らの功績ばかりも目立つ。キューリー婦人はじめ、研究所にいた研究員が白血病再生不良性貧血で亡くなった事実は書かれていない。

原子力の負の部分が全く欠落していて、話にならない!

そして・・

小中学生のための副読本の制作などを政府から請け負ってきた「エネルギー環境教育情報センター」が、昨年度いっぱいで“消滅”していた。同じように、原子力推進業務を受託していた複数の組織がなくなったのだが、それらを所管していた公益財団法人は「組織改編」によるとしか説明しない。一体どういうこと!? (上田千秋、秦淳哉) 4月26日 東京新聞一部抜粋

これを作っていた組織が消滅って何だ・・・?
このレスポンスの速さ、保身のための嗅覚の鋭さは
まさに 「THE官僚」

こんな事がまかり通る原子力ムラの力と、それらに巣食う天下り官僚達の人間性に鳥肌が立つ。

これらに対して、福島大学の教員有志が異論を唱えて発表したのがこれ↓
https://www.ad.ipc.fukushima-u.ac.jp/~a067/FGF/FukushimaUniv_RadiationText_PDF.pdf

現在一部訂正中で、近々改訂版が出されるとの事。

至極もっともな事が書かれていて安心した。

ところで、前回のブログで我が家のタケノコは19Bq/kg だと書いたが、アク抜きして食べる状態にして再測定してもらった結果、セシウムが不検出に(検出限界2Bq/kg )。
アク抜きする事で、セシウムが流出した。

同時に測定した、フキも不検出。
セシウムが70Bq/kg ある畑の菜の花も不検出。

畑の区分けも終わり施肥も終わった。
後は順次、定植作業を行い、区分けした夏野菜から放射性物質がどのような違いで出てくるのか(全部不検出であれのが一番嬉しいが・・)。

順次、このブログ内で発表して行きます。

今日の測定値

4月28日 栃木市 午後4時半 

SE社製 M4 0.144μv/h(6分間平均値)

エステー製 AC 0.10μSv/h(2回測定平均値)

Medcom社 CRM100 0.164μSv/h

*晴れ・東風微風・高さ1m


4月25日 栃木市 午後4時半 

SE社製 M4 0.144μv/h(6分間平均値)

エステー製 AC 0.06μSv/h(2回測定平均値)

Medcom社 CRM100 0.129μSv/h

*曇り・東風微風・高さ1m