ナトリウム漏れ起きない方がおかしい

1995年のナトリウム漏れ事故をはじめ数々のトラブルを重ねてきた高速増殖炉もんじゅ」(福井県敦賀市)。組織体制に問題があるのではとの指摘も出ているが、6日の記者会見で日本原子力研究開発機構の鈴木篤之理事長からは「ナトリウム漏れは起きない方がおかしい」との言葉が飛び出した。西川知事との懇談で実効的な安全対策を求められた直後だっただけに、一瞬耳を疑った。

 鈴木理事長は言葉をつないで「(ナトリウム漏れは)起きると思わないといけない。大事なのは起きたときに安全上の問題にならないように、設計通りに機器が作動し運転員が対応できるか。その点で言えば(95年の事故は)不適切だった」と説明。事故を教訓に体制充実や緊張感の維持に努めると強調した。

 しかし、会見の前段では「ナトリウム漏れは世界中(の高速増殖炉)でこれまでに100回以上起きている」とも発言。信頼を失墜させ14年以上の運転停止につながったナトリウム漏れをいまだに「事象」と表現し続け、あえて事故を軽くとらえようとするかのように映った。

 政府が今夏に結論を出すとみられるエネルギー政策見直しで、核燃料サイクルの中核とされるもんじゅの存廃は最大の焦点。だが、前提となる「安全」のとらえ方が県民や国民の認識とずれているようでは、必要性の訴えも響かないのではないか。(細川善弘)
1月6日 福井新聞ONLINE

原子力機構理事長が、ナトリウム漏れは起きると断言した。

えっ?漏れて当たり前なの?

それに対処できれば良いって、おかしくないですか?

そういえば、これだけの事故を起こしたにもかかわらず
原子力ムラの構造はもちろんだけど、原子力関係への来年度予算もほとんど変わらないって何で?

ウソばっかり言って、原発反対論者を鼻で笑っていた
原子力ムラの先生方、雲隠れしていないで、税金や電気料金から研究費もらうなら、説明責任を果たすべきです。

専門家になればなるほど、格納容器は壊れない事が良く分かると言っていた東大の先生は、今年も莫大な研究費をもらうのでしょうか・・・。
プルトニウムは外に出ないし、飲んでも安全?呼吸で吸い込む確率は無い?
今回の事故で、ストロンチウムプルトニウムもかなり広範囲に飛び散っています。どのくらいの人が呼吸により内部被曝したか、今は分かりません。

今日の測定値

1月11日 栃木市 午前10時半

SE社製 M4 0.141μSv/h(3分間平均値)
Medcom社製 CRM100 0.134μSv/h

*晴れ・北西の風微風・高さ1m