食品の暫定規制値は、いつまで暫定なのか?

チェルノブイリ原発事故の後、住民への放射線対策に取り組んできた、ベラルーシのベルラド放射能安全研究所副所長であるウラジミール・バベンコ氏が来日している。

25年もの間、放射線対策に取り組んできたスペシャリスト曰く

「日本の暫定規制値は、全く理解できない!今すぐ現実的な値にするべきだ」

と都内で行われた記者会見で述べたそうだ。

当然だろう。この国の暫定規制値(基準値)は、あまりにもゆるすぎて、話にならない。

ベラルーシでは、飲料水10Bq/L 食品37Bq/kg という規制値によって、住民の内部被曝を極力抑える努力を行ってきた。

日本はどうか?飲料水200Bq/L 食品(概ね)500Bq/kg。
しかも、子どもも大人も同じ値。

ストロンチウムも横浜で検出されたけど、政府・東電は「知らぬ存ぜぬ」で、黙秘権を発動。

国家や公共性の高い企業に、黙秘権など要らぬ!

事故から7ヶ月以上が経過しているにも関わらずこの無策ぶり、やはり信用できぬ!!

ところで、先に紹介したウラジミール・バベンコ氏の著書の日本語版が出版された。

自己防衛の参考になればと思う。

魚介類や海洋のストロンチウムは、三重大学勝川氏のHPが参考になる。

http://katukawa.com/