東京電力福島第一原発の停電2

今日の東京新聞で、ふくいちの停電に関する記事があった。
なんと、原発事故当時の仮設配電盤のまま2年間放置されいたとの事。

停電時のバックアップ電源も用意されていなかった事を考えると
東京電力の幹部たちは、この原発事故を本当に軽く考えているようだ。

次の地震津波はいつ来るか分からない。大型の台風が来るかもしれない。少なくともこの1年間は、それらに対応しうる体制を整えるために
同時進行しているのかと思ったが、違うらしい。

それだけ、現場作業が過酷なのか、ただ単に東電幹部の頭が悪いのか。

事故当時、原発の予備電源であるディーゼルエンジンが地下にあった
ため、水没して停止した事は記憶に新しい。この話を聞いてどんだけバカなんだと思ったが、その体質は今も変わっていないようだ。

原発は5重の壁に守られ、絶対に事故は起きないと豪語していた電力業界だが、今やバックアップ電源を用意しておくことすら忘れている。

こんな電力業界が、原発再稼働の是非を決めると言い出した茂木経産大臣。

発送電分離も、自民党議員の反対により完全に骨抜きにされた。

自民・公明・維新の国会議員は全員、福島第一原発廃炉作業に従事し、被曝許容限度いっぱいまで作業を行い、被曝死の恐怖を知ってもなお原発推進であれば、その理由を国会で述べ再稼働に賛成すればよい。

現場を1度も経験せずに、机上の数字だけを見て、狡猾な官僚と東電のレクチャーを信じ、偉そうに御託並べる国会議員を見ていると本当に情けない。



今日の空間線量測定値

3月20日 午前8時半 栃木市

エステー社製 AC-S 0.09μSv/h

Medcom社製 CRM100 0.172μSv/h

*曇り 東風微風 高さ20cm