今日は2つ

1つ目

東通原発下に活断層

青森県にある東北電力東通原発の敷地内に複数の活断層が存在する事が、東洋大学渡辺満久氏(変動地形学)らによって指摘された。
それに対し、東北電力及び隣接地に原発を建設している東京電力は「断層は地層が水を含んで膨張してできた(膨潤作用)」などとして敷地内に地震を起す活断層は存在せず、原発の安全性に影響は無いとしている。
経済産業省は、この指摘を受けたにもかかわらず、昨年末原発建設を許可した。10月25日 東京新聞

10月18日に書いたブログでも指摘したが、活断層の上に原発を作る事は自殺行為だ。
経済産業省と電力各社の原発への執着は尋常ではない。なぜそこまで作ろうとするのか。
それは、原発を作れば作るほど儲かる仕組みが巧妙に仕組まれているからだろう。その金は電力料金として好きなだけ上乗せされ、消費者の負担になっている。原発のPRコストまで電気料金に含まれていることを見れば、その悪質性が分かる。

経済産業省の本省にいる官僚が、机上にある電卓によってはじき出した思慮浅き費用対効果が、指摘無視という暴挙を生み出すのか・・・。
これらを事実上決めているであろう課長クラス(45歳前後)の給与は、年収1200万になる。その後、天下り理事として年収1800万近くの報酬を受ける。

まさに、ズブズブの関係なんだと・・・。

2つ目

原発の発電コスト最大1.2円増

国の原子力委員会の「原発核燃料サイクル技術等検討小委員会」は25日、福島第一原発事故を踏まえ、原発で重大事故が起きるリスクをコストに反映させると、電力1キロワット時当たりの原発コストは最大1.2円増加上昇するとの試算で合意した。10月26日 東京新聞

この試算には今後行われる「除汚」作業費用や取り出す技術が無い溶けた核燃料処理費用が入っていない。

えっ?小委員会って本当にバカなの?

しかも事故リスクは10万年に1回の事故を想定?

誰がそんなもん信じるか!

先週末、福島県から自主避難している方々と話をする機会があって話をうかがった。本当に大変な思いをして今に至っている。一方で避難したくても出来ない人も大勢いる。それらずべてを補償すべきであり、補償するには東電の全資産を売却して解体したとしても、全く足りない金額になるだろう。


今日の測定値

10月26日 午前8時測定 (栃木市

SE社製 M4 0.13μSv/h(3分間平均値)
Medcom社製 CRM100 0.129μSv/h

*晴れ・東風微風 高さ1m

日光市内で測定しているkeniti3545さんの日記も参照して欲しい。
http://d.hatena.ne.jp/keniti3545/