福島の子どもは実験用動物じゃない!

座長の山下俊一・福島県医大副学長(元長崎大学教授)は、「チェルノブイリで20万人の甲状腺検査をしたことがあるが、生涯にわたる検査は世界初で画期的だ」と胸を張る。

しかし、視点を変えれば、これだけ多くの子ども達を被曝の危険にさらし、彼らの一生涯を調査対象としてデータ取りをしますと聞こえる。

山下さん、福島の子どもは、実験用動物じゃないよ。

年間100ミリシーベルトまでは問題ないと言い張っているのに、何で検査の必要があるのか?

本当は、子ども達がどうなるのか調べたいと思っているだけじゃないの?

福島県は24日、全県民に行う健康管理調査の検討委員会を開き、東京電力福島第1原発の事故当時に18歳以下だった約36万人を対象に、甲状腺検査を生涯にわたり行うことを決めた。

 検討委は「現段階で放射線による健康被害の可能性は極めて低い」とした上で、旧ソビエトで1986年に起きたチェルノブイリ原発事故では放射性ヨウ素内部被曝(ひばく)で子供の甲状腺がんが増えたことも重視。保護者の安心のため検査に踏み切る。

 検査は10月から、福島市福島県医大などで平成26年3月までに対象者全員に行い、その後は20歳になるまで2年おき、20歳以降も5年おきに継続実施する。進学や就職などで県外に出る人にも、現地で検査できるようにする。

 座長の山下俊一・福島県医大副学長は「チェルノブイリで20万人の甲状腺検査をしたことがあるが、生涯にわたる検査は世界初で画期的だ」としている。

 8月には、約200万人の全県民に問診票を送り基本調査を開始。避難区域の約20万人には健康審査を長期間行う。放射線による白血球数の変化や、データがなかった低線量被曝による発がん率を調べ、早期発見・治療に役立てる。7月24日 産経新聞